提供状況2025年12月提供開始。
2026年9月にはECAPI標準に基づく拡張を発表。
確認日:2026.09.18
Data Manager APIとは?
Data Manager APIは、自社で持つ顧客リストやオフラインのコンバージョンデータを、広告・分析サービスへ連携するためのAPIです。
Googleは2025年12月に提供を発表しました。
管理画面でデータを接続するData Managerと、プログラムから送信するData Manager APIは、使い方が異なります。
APIは、自社システムとの継続的な連携を組みたい場合の選択肢です。
BtoBの広告運用では何をつなぐ?
例えば、Webフォームで受けた問い合わせが、その後に商談や契約へ進んだことを広告の評価に使いたい場合です。
フォーム送信だけでなく、後から発生した成果を連携します。
問い合わせの記録 → 商談・契約の更新 → データ連携 → 広告の評価
この流れは、BtoBのデータ連携を考えるための例です。
APIを接続しただけで、社内にある顧客情報が自動で整理されるわけではありません。
先に決めておく項目
| 項目 | 決める内容 |
|---|---|
| 成果の定義 | 商談を設定した時点か、実施した時点か、契約時点か |
| 紐付け | どの問い合わせから発生した成果なのか |
| 日時 | データを送った日ではなく、成果が発生した日時 |
| 重複・訂正 | 再送や内容変更をどう扱うか |
これらはデータ設計の観点です。
実際に送るフィールドや識別子は、利用する送信先の仕様と合わせて決めます。
例えば同じ商談を再送するたびに新しい成果として数えてしまうと、管理画面の数値は増えても、実際の商談は増えていません。
送信成功だけでなく、受信後の内容まで照合する必要があります。
2026年9月の拡張
Googleは、IAB Tech LabのECAPI標準に基づく拡張を発表しています。
データ連携を標準化する方向の更新ですが、すべての広告サービスへ同じ項目を無条件に送れるという意味ではありません。
対応する送信先とデータの種類を確認します。
導入する価値がある場面
手作業で定期的に同じデータを取り込んでいる場合や、商談結果を運用に反映するまで時間がかかっている場合は、自動連携を検討できます。
一方、商談の定義が担当者ごとに違う状態では、連携だけを速くしても評価は揃いません。
まず社内データの意味を合わせ、その後で送信の自動化を考えます。
データを多く渡すことより、判断に使える状態で渡すことが大切です。
