提供状況2026年9月にグローバルで一般提供を発表。
確認日:2026.09.18
Meridian GeoXとは?
Meridian GeoXは、地域ごとに広告の条件を変え、広告が売上などへ与えた追加の効果を検証するためのオープンソースツールです。
Google以外の広告媒体にも使え、2026年9月にはグローバルでの一般提供が発表されました。
広告を変える地域と比較用の地域を設け、「広告を変えなかった場合と比べて、どれだけ違ったか」を推定します。
通常の広告レポートとの違い
| 方法 | 主に調べること |
|---|---|
| 広告管理画面のレポート | 広告への接触と紐付けて計測された成果 |
| 単純な前後比較 | 変更前と変更後の数値の違い |
| 地域を使う実験 | 比較用の地域も使い、広告変更による追加の効果を推定 |
例えば広告開始後に売上が増えても、繁忙期や値引きの影響があるかもしれません。
同時期の比較対象を用意することで、広告以外の変化も考慮して調べます。
どのような実験をする?
GeoXでは、地域によって広告を止める・抑える・増やすといった設計を扱います。
得られた結果を、マーケティングミックスモデル(MMM)の推定を調整する材料に使うこともできます。
ただし、隣接する地域を適当に二つ選べば比較できるわけではありません。
もともとの需要や売上規模、他の施策の影響が違えば、その差が結果に混ざります。
実験前のデータを使って地域と期間を設計します。
BtoBで考えると難しい点
BtoBでは、問い合わせが少ない商材や、契約まで数か月かかる商材があります。
地域を分けることで1地域あたりの件数がさらに少なくなれば、偶然の変動と施策の影響を見分けにくくなります。
また、本社所在地と実際の利用拠点が違う場合、どの地域の成果として扱うかも決める必要があります。
資料請求は担当者の勤務地、契約は本社、といった記録の違いがあると、そのままでは比較できません。
導入前に整理するデータ
地域別の費用と成果、十分な過去期間、同時に実施する販促や営業施策を整理します。
評価する成果を問い合わせにするか、売上にするかでも、必要な期間は変わります。
実験結果には不確実性が残ります。
数値がプラスだったという一点だけで成功とせず、推定の幅と、判断に足りるデータがあったかまで確認します。
日々の広告調整とは異なる、施策全体の効果を検証するための方法です。
まずは通常の計測と社内データを整え、地域実験で答えたい問いがあるときに検討します。
