ログラインの意味
ログライン(logline)とは、物語の核心と魅力を一文程度に凝縮した、読む人の興味を引く短い文章のことです。
映画やドラマの企画・紹介などで、「どんな物語なのか」「どこが面白いのか」を端的に伝えるために使われます。
脚本や企画書を読む前の相手に、物語の中身と見どころを短く示す役割があります。
一文で、物語の核心を伝える
たとえば「方向音痴の配達員が、閉鎖寸前の郵便局を守るため、地図にない村へ最後の手紙を届けに行く」。
主人公と目的、物語の見どころを、一文で伝えています。
ログラインで大切なのは、物語の核心を伝えながら、「もっと知りたい」と思わせることです。
主人公や目的、直面する困難などを通じて、その物語ならではの面白さを伝えます。
ログラインの3つの要素
ログラインは、多くの場合「主人公」「目的」「困難」の3つで組み立てます。
上の例に当てはめると、次のとおりです。
| 要素 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 主人公 | 物語の中心になる人物 | 方向音痴の配達員 |
| 目的 | 主人公が成し遂げようとしていること | 地図にない村へ、最後の手紙を届ける |
| 困難 | 目的の前に立ちはだかるもの | 閉鎖寸前の郵便局、地図にない行き先 |
ログラインの書き方
- 主人公を決める:「方向音痴の配達員」のように、どんな人物かが一言でわかる形にします。名前よりも、特徴や立場を書くと伝わりやすくなります。
- 目的を書く:主人公が何を成し遂げようとしているのかを書きます。「地図にない村へ、最後の手紙を届ける」のように、具体的な行動にします。
- 困難を加える:目的の前に立ちはだかる障害や、失敗したときに失うものを書きます。困難があることで、物語の緊張感と見どころが伝わります。
- 一文にまとめて削る:3つを一文につなげ、なくても伝わる言葉を削ります。結末は書かず、「この先を知りたい」と思わせるところで止めます。
ログラインの例文
3つの要素を入れた例文です。
いずれも、この解説のために作った架空の物語です。
- 方向音痴の配達員が、閉鎖寸前の郵便局を守るため、地図にない村へ最後の手紙を届けに行く。
- 料理が苦手な新人シェフが、潰れかけの食堂を立て直すため、たった一週間で看板メニューを生み出す。
- 引退を決めた老刑事が、最後の一日で、30年前に取り逃がした犯人の手がかりを追う。
あらすじ・キャッチコピーとの違い
あらすじ(シノプシス)は、物語の始まりから結末までの流れを説明する文章です。
キャッチコピー(タグライン)は、ポスターや予告編で印象を残すための短い言葉です。
ログラインは結末を明かさずに、誰が、何のために、何に立ち向かうのかを一文で伝えます。
| 伝えるもの | 長さの目安 | 結末 | |
|---|---|---|---|
| ログライン | 物語の核心と見どころ | 一文程度 | 明かさない |
| あらすじ(シノプシス) | 始まりから結末までの流れ | 数行〜数ページ | 明かす |
| キャッチコピー(タグライン) | 作品の印象・雰囲気 | 短いフレーズ | 明かさない |
ログラインと広告
私たちの社名も、この「ログライン」に由来します。
広告でも大切なのは、サービスのどこに価値があり、誰が必要としているかをつかむこと。
物語のログラインが「主人公」「目的」「困難」で核心を伝えるように、広告でも「誰に」「何を」「なぜ選ぶのか」を伝えます。
あらすじのようにすべてを説明するのではなく、見る人が「自分のことだ」と感じる一言を探します。
商材を理解し、ログデータを読み、伝える言葉と届け方を考える。
そうした地道な仕事を大切にしています。
よくあるご質問
ログラインとは何ですか?
ログライン(logline)とは、物語の核心と魅力を一文程度に凝縮した、読む人の興味を引く短い文章のことです。
映画やドラマ、小説などの企画・紹介で、「どんな物語なのか」「どこが面白いのか」を端的に伝えるために使われます。
ログラインには何を入れればよいですか?
多くの場合、「主人公」「目的」「困難」の3つを入れます。
誰が、何のために、何に立ち向かうのかがわかれば、物語の核心と見どころが伝わります。
ログラインとあらすじの違いは何ですか?
あらすじ(シノプシス)は、物語の始まりから結末までの流れを説明する文章です。
ログラインは結末を明かさずに、物語の核心と見どころを一文で伝えます。
ログラインとキャッチコピーの違いは何ですか?
キャッチコピー(タグライン)は、ポスターや予告編で印象を残すための短い言葉です。
ログラインは、印象だけでなく、主人公・目的・困難といった物語の中身を伝えます。
ログラインはどのくらいの長さで書きますか?
一文程度が目安です。
長くなる場合も、読んだ人がすぐに物語の核心をつかめる長さに収めます。
